2019/6/20(木)阿佐ヶ谷ロフトAに、安田理央さんの新刊「日本エロ本全史」刊行記念イベント、エロ本喫茶に行ってきました。
開場時刻の18時半に間に合うように少々早めに仕事を上がり、久々に阿佐ヶ谷へ。
昨年は「AV女優、のち」発売記念イベントがチケット前売りで買っていたにもかかわらず急遽都合により行けなかったですが、今年は無事参加できました。
開演前に入り口物販で先行発売の「日本エロ本全史」を購入。
入って会場右側に、箱にぎっしりと入った安田さん所有のエロ本ライブラリがw
用意された貴重なエロ本はその数、なんと446冊(ドリーム)!
そしてステージ上のテーブルには今回執筆にあたり取り上げられたエロ本創刊号が並べられていました。
開演までの間、来場者たちと談話されたり今日のイベントの趣旨を話される安田さん。
開演後のトークはメインではなく、あくまでも「エロ本喫茶」がメインとのこと(笑)。
そして19時半に開演スタート。前方ステージに姫乃たまさん登場。実は喋ってるところは初めて見た。初の生姫乃。しゃべりめっちゃ面白い!(笑)ファンになったよw
このへんのトークレポの詳細は下記などをどうぞ!
▼【安田理央「日本エロ本全史」刊行記念イベントレポート!】『デラべっぴん』創刊号から『月刊FANZA』まで446冊の私蔵エロ本を大解放! 安田理央と姫乃たまが懐かしのエロ本白熱トーク! | (デラべっぴんR )
▼痴漢専門誌、SM雑誌…貴重なエロ本446冊がずらり! 日本一のコレクター安田理央が語る“消えゆくエロ本の鎮魂歌”とは!? (TOCANA)
▼コンビニ成人誌を中心に466冊が揃ったイベント「エロ本喫茶店」、これはエロ本の葬式か? ( 日刊SPA! )
さて、今回のような多くの種類のエロ本が置かれているならば、いつも守備範囲的に好むやつ以外の、見ることができなかったのを見よう!と思い、次々と手にとってみる。エロ本買いはじめの頃、自分に刺さるカットのあるエロ本は無いか、と品定めして探る気持ち半分、名前知ってるけどどんなだろう?と確認するの半分で。
しかし、そういってもやはりBACHELOR、TOPTENメイト、月刊テンメイ、デラべっぴんなど基本なところも見てしまう哀しい性。
誌名は知ってるけど見たことないのとか。
今回のイベントで自分の中で発見だったのは、「さくらんぼ通信」「映画の友」めっちゃ好みや!ということだった(今さらw)。たぶん資金的に、生活環境的に叶っていれば購読してたんじゃないかと思う(笑)
新刊にサイン頂きました。
さて。ここからは所感。
"エロ本喫茶"という場は、ずっと前から「あったらいいなー」と常々思っていたものでした。(考えてみたらかれこれ8年前に安田さんと最初に交わしたDMの話題がエロ本喫茶についての話題でしたw)。読みたい本があるけど所有してないので、図書館、あるいはマンガ喫茶などで読む。これと同じように、「かつて発売当時に小中学生で小遣いでは入手しきれず、あの時買えずにいた、見たかった好きなAV女優が載ってるエロ本を見たい」という場が欲しかった。それが実現した、画期的なイベントだったのではないでしょうか。(あちこちで書いていますが、私が最初に買った時のデラべっぴんNo.38(1989年1月号)は「こんなにイヤラシいもの、今買っておかないともう手に入らない!」って本気で思って買ったよ。)
エロ本というモノの性格上、それは十代の頃であれば「たくさん見たいけど、そんなにエロ本に回せるほど買えるカネ(小遣い)はない」という経済的理由と、「親や家族の目に触れにくい場所に隠して保管する必要があるので、そんなにたくさん収納できない」という収納場所の理由による制限が、かなり悩ましい側面を持っていると思われます。
そう、AVが出だした頃、まだAVだけレンタル料が高価だったときと同じように、十代にとっては限られたエロ本資金で買うことは「とにかくはずせない!」の一心で厳選してたのだよ!!(迫真涙目)
実家を出た学生時代は、親の目からの開放で箍が外れたように、当時近所の中古ゲームと一緒に古本を置いてる店に行って、連日棚を漁ってエロ本買って帰るのが好きでした。
大学時代から結婚するまでの独身時代は部屋の隅に散乱して積み上げてるような状態で、古本と最新刊(DICKとかBLONDEとかの洋モノw)を買い漁る日々。(彼女とか友達が来てもそのままだったw)
今では子供に見つからないようにすべく、断捨離の末最低限持っておきたいエロ本を残している、という感じです(枠がじわじわ拡大中。。)。
そんな制限を取っ払って、膨大な秘蔵のライブラリを追求して公開した安田さんの今回の企画は、エロ本で育った世代にとって物凄く画期的なイベントでした。ビール飲みながら「さくらんぼ通信」読んで「いいじゃんこれ!(;´Д`)」と刺さる未来が来るなんて!
エロ本図書館とかエロ本喫茶の蔵書は、一人のライブラリだけでなく、有志の人たちで「手放したくないし、捨てたくないけど、見たい人に見てもらいたいし自分もまた見たい」というようなエロ本蔵書を集めてやると広がりそうな気がしますw
そして今回、これだけライブラリがあると、とてもじゃないけど読める冊数が限られて全然時間が足りない!(笑)エロ本は流して読むものではなく味わうものですからね!(持論)。コンスタントに存在して「ちょっとエロ本喫茶行ってくる」とコンビニ行くノリでいつでも近くにあると最高だなあ、と思うわけです。そして読む人は、返す時に借りたときよりもキレイな状態で返却、が基本ですよ!
イベント中、神楽坂文人さんにご挨拶(こちらから声をかけるべき立場だったのに焼きそば食っててすみませんでした!)。
エロ本喫茶の運用から、好きな時代のエロ本のこととか、いろんな思いが去来した素晴らしいイベントでした。